ゲームボーイミクロのIIコンフェイスプレートのこと
iPhone5のバッテリーがリコール対象であったり単純に長期間の運用に消耗していたりと、スキマ時間を任すには厳しいという事情から、ゲームボーイミクロの登板機会が増えている昨今です。挿しっぱなしのファイナルファイトが上達してきたような気がするので、そろそろ入れ替えしようかなと思います。
さて、先日ゲームボーイミクロのフェイスプレートの外し方のことを書きましたが、今回はクラブニンテンドーの景品として世に出た「オリジナルフェイスプレート "ファミコン IIコンバージョン"」を久しぶりに引っ張りだしてみました。
マクロでミクロを撮ってみた
見出しのことが言ってみたかっただけで撮ってみました。
IIコンの特徴となるマイクですが、残念ながらというか当然というか、フェイクとなっています。
それにしても、フェイスプレートだけではなく本体のモックがついてくるので、これだけで飾っておいても見応えがありますね。本当はファミコンモデルのミクロに組み合わせてバリバリ使ってやりたいところなんですが、どちらももう手に入らないかと思うとなかなか踏み出せないチキンな私です。
手持ちのファミコンのIIコンと見比べてみると、うまいことミクロの形に落とし込んだものだなぁ、と感心します。Newニンテンドー3DSのホワイトモデルで、ボタンがスーパーファミコンのそれを思わせるカラーリングになっていましたが、過去の製品のエッセンスを新しく仕立て直す感覚というのは、長くゲームを楽しんでいる身としてはうれしいものです。
そのうちWiiやDS系のデザイン要素なんかもリミックスされる日が来るのかもしれませんね。
交換用のフェイスプレートが発売されなかった理由を考えてみる
さて、実際この「オリジナルフェイスプレート "ファミコン IIコンバージョン"」に触れてみて思ったことを少しだけ。
ゲームボーイミクロ発売当時に予定されていた交換用のフェイスプレートですが、その後発売されることなく無かったことになってしまったというのはミクロ好きのみなさんならご存知かと思います。さて、なぜ発売されなくなってしまったのでしょうか。
もちろんゲームボーイアドバンスSPやニンテンドーDSに比べて、売り上げ(台数)そのものが足りなかったということは間違いなくあると思います。加えて、先日フェイスプレートの外し方を振り返ってみた時に感じたのは、あまりに繊細すぎたということです。
子供たちの激しい使い方にも耐えるイメージがある任天堂製品の中でも、ゲームボーイミクロという製品は対象年齢が高めに設定されていると思いますが、ある意味大人だからこそ気になる液晶画面部分の汚れについての感じ方というものもあるのではないでしょうか。
気軽に交換していろんなデザインを試してみるというには、保護しているはずの液晶をむき出しにする必要があったり、交換にはフェイスプレートと本体の間にゴミ、ホコリが混入する可能性があったりと、カジュアルに楽しむには少々ハードルが高かった、というのも発売に至らなかった理由としてあったのではないのかな、と感じました。
Newニンテンドー3DSきせかえプレートに見る「フェイスプレート」からの進化
発売されなかったフェイスプレートから9年越しの約束とばかりにNewニンテンドー3DSのきせかえプレートが登場したわけですが、この交換方法を見ると、前述した「交換に対してのハードルの高さ」を見事に乗り越える工夫がされているなと感心しました。
特殊工具となるフェイスプレートイジェクタに対して本体標準パーツであるタッチペンを使用すること、デリケートな液晶面を避けてあくまで外装部分のパーツとしたこと(内側は「テーマ」として対応していますね)、YouTubeを使った動画での説明など、フェイスプレートの無念を晴らすかのような工夫と優しさを感じます。
私自身は手持ちの旧ニンテンドー3DSが元気なのでNewニンテンドー3DSは買っていませんが、購入のあかつきにはきせかえプレートを存分に楽しみたいと思います。
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