いろいろ楽しいファミコンコントローラ型雑貨のこと
ファミコンのデビューからまもなく35年を迎えようとしている2018年、実機を手にして遊んでいる方は当時に比べ大分減っているかと思いますが、それでもいまだゲーマーの心を掴んで離さないのがファミコンのコントローラ、というかコントローラ型のあれこれではないでしょうか。
今回は、我が家にもいくつかあるファミコンコントローラ型の雑貨について、覚書も含めて書き残してみたいと思います。
ファミコンコントローラ型 テレビリモコン
ハードオフさんのジャンク箱から救い出したこのアイテム、最初に見たときには「お、ファミコンのコントローラだ。ケーブル抜いてあるのかな」と思ったほどの完成度で、よく見るとコントローラ上辺に2つのリモコン発信部があるのに気づきます。
サイズやボタンフィールが本物そっくりで、触っているだけでちょっとした暇つぶしになるレベルのこのアイテムですが、調べてみるとテレビ用のリモコンということがわかりました。実は最初、そのあまりにリアルな触感に無線コントローラではないかと思ったくらいなのですが……。
以前にクラブニンテンドーの景品だったWiiリモコン型のテレビリモコンもありましたが、あのコマンド入力式とは少し違った設定方法でした。
設定方法
- テレビの電源をONにします
- Aボタンを押します
- 左(十字ボタン)側のLEDが点灯するまで、Bボタンと左ボタンを同時押しします。
- LEDが点灯したらボタンをはなします。左(十字ボタン)側のLEDが点滅し、右(ABボタン)側のLEDからテレビの操作信号が送信されます。
- 各メーカーの電源操作の信号が連続して送出されているので、テレビの電源が切れたら使用中のメーカーの信号ということになります。いずれかのボタンを押すとその設定で決定となります。
どうやらこのファミコンコントローラ型テレビリモコン、人気があったのか2つのバージョンがあるようです。セレクトボタンの役割が入力切り替えのものと、消音のものあるというのが違いですが、個人的にはセレクトはやっぱりセレクトらしく入力切り替えがしっくりくるなと思うのです。
連射測定機能付コントローラ型アラームクロック
続きましてはABボタンの上に液晶画面がついたアラームクロックです。アラームクロックなんですが、どう考えてもメイン機能は連射測定機能という、要するにシュウオッチなわけです。
先のテレビリモコンはなんとなく暇つぶしにボタンを押してしまう代物でしたが、こちらはもはやボタンを押すことがメインとなっており、ある意味本家シュウオッチよりも本気になってしまう形状であるためいやが上にも、期待が高まるというものです。
セレクトボタンで機能を切り替え、連射測定モードにした状態でスタートを押すと、なぜかスーパーマリオブラザーズのステージスタートの音が鳴り測定準備完了に。あとはひたすら10秒間連打し続けるという世界統一ルールに則った連射測定が楽しめます。
ちなみにアラーム設定をすると時計の右上にキノコマークが表示され、時間になると1UP音が鳴り響くという仕掛けになっており、キッチリとしたライセンス品であることがうかがえます。
ゲームセンターのプライズ品として出回った品のようですが、これは現役当時に出会ってたら結構な額を突っ込んでしまったのではないかと思います。リサイクルショップで出会えてよかった……。
ちなみに本家シュウオッチについては別のエントリもありますのであわせてどうぞ。
連射測定器付時計 シュウオッチ(2008年復刻版)のこと | tee-suzuki.com
tee-suzuki.com
2008年に復刻版が発売されたシュウオッチの紹介と思い出、連射測定機能のゲーム性について書いています。
IIコンコントローラ型マイク
さて、ファミコンコントローラ型といえばIコンのものが多いのではないかと思いますが、最後にご紹介するのはまさかのIIコン。そしてIIコンと言えばマイク! ということでIIコンコントローラ型マイクです。
IIコンを模したアイテムでも、実際にマイクを機能させているものは多くないのではないかと思いますが、これはマイクにしてスピーカー、という振り切った品物になります。裏面の電源スイッチをオンにして、Aボタンを押すとマイクがオンになります。機構の都合上、今回の3品の中で唯一明らかにボタンフィールが違うのは残念ですが、マイクとスピーカーというIIコンならではのギミックを楽しめるということで目をつぶりましょう。IIコンならではといえばボリューム機構ですが、なんとボリュームもちゃんと機能するのです。
バンゲリング帝国の指揮官としてスクランブルをかけるもよし、音に弱いポルスボイスを倒すもよし、ただただおもちゃのマイクなのですが、それぞれの思い出と共に声を大きくしてみると楽しいですよね。
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なんだかんだでみんなの思い出に残っているファミコンのコントローラ、今回ご紹介したものの他にも名刺入れやペンケースなどいろいろな雑貨になっています。今ではこのコントローラを実機として遊ぶのは接続の都合上ややハードルが高くなっていますが、こういった雑貨の形であの頃の思い出を手元に置いておくのも、またいいものですよね。
そして、ファミコンのコントローラももちろんいいのですが、他のコントローラももっと気軽に身の回りにおけるアイテムになってくれないかな〜なんて思います。
それではまた。
P.S. コントローラといえば、スーファミのコントローラとプレステのコントローラ(のプラグ)で作ったこんなのもありますのでよろしければご覧くださいね。
単品でよし、セットでもよし! プレイステーションメモリーカード&コントローラキーホルダーのこと | tee-suzuki.com
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ジャンク品の初代プレイステーション用メモリーカード、コントローラをリサイクル加工してキーホルダーにする工程を紹介しています。写真付き。