スリープ/中断機能付き おすすめゲームボーイアドバンスソフトのこと
携帯ゲーム機で遊んでいる時に、大変便利なのが「スリープ機能」ですよね。
DS、PSP以降当たり前のように使っているこの機能ですが、普段ゲームボーイミクロをバッグに放り込んでいる身としましては、ゲームのちょうどいいところで電車の乗り換えや到着、なんてことがあると少し焦ってしまいます。
そこで今回は、手持ちのゲームボーイアドバンス用ソフトで、スリープや中断機能に対応しているおすすめソフトをご紹介したいと思います。
ファミコンミニ14 レッキングクルー(2004年/任天堂)
元々はアーケード、その後ゲーム性をパズルにふったファミコン版の移植で広く知られた一作。ジャンルとしてはアクションパズルで、ステージ内の壁などの要素を全て破壊するとクリア、というものです。
考える、動かすのバランスがちょうどよく楽しめるこの作品は、ファミコンミニの第二弾ラインナップのひとつとして発売されました。当時のファミコン版の内容に加え、ハイスコアセーブ、スリープ機能があります。
今でも様々なゲームで活躍するマリオの世界のキャラクター達ですが、本作ではナスビ仮面、スパナゴンというやや投げやりかつ愛のあるネーミングのキャラクターが登場します。また、クッパ、ワリオよりも先に現れたマリオのライバル「ブラッキー」も見逃せませんね。
前述の通り、基本的には梯子をのぼって壁などの各要素を壊していくのですが、ナスビ仮面、スパナゴンをうまく避けていかなければなりません。……が。本作のマリオ、プレイヤーキャラクターとして動かせるマリオとしては珍しく(ゴルフなどを除いて?)、ジャンプができません。ジャンプの無いマリオというのも、なかなか新鮮で楽しいですよ。
スリープ機能については他のファミコンミニシリーズも共通で、L+Rでメニューを開いてスリープし、L+R+SELECTでスリープ解除となります。
あくまでスリープ機能ですので、電源スイッチはONのままで。電源をOFFにしてしまうとスリープ時のデータはなくなってしまうのでご注意を!
ぐるロジチャンプ(2001年/コンパイル)
よい評判を聞いていて、最近入手したこの「ぐるロジチャンプ」。実際に遊んでみての感想としては、なるほどよくできているなぁ、と。
大まかな説明としては、フィールド中の特定のマスに対して、プレイヤーがブロックを打ったり引き寄せたり(有名タイトルで言うとマジカルドロップと同じですね)して、すべてのマスを埋めるとステージクリア、というものです。
最初は特に考えることなく進んでいき、そのうち徐々に自分の中に経験が生み出す技が蓄積されていくのを感じられる。そんなところが大きな魅力と言えます。
ゲームの本質とは直接関係ありませんが、とぼけた味のあるキャラクターとヘタウマ的な独特のタッチで描かれたグラフィックも、だんだん愛おしくなってきます。そんなプレイヤーキャラクター、チャンプ兄弟の特徴は大きな口ですが、ん? どこか全く別のところで会ったような気が……。は、ハチエモン(ナムコ/2003年)!?
ゲームはステージ途中でもスタートボタンからのメニューで中断することができ、電源断/再投入後には、セーブデータに「ちゅうだん」と表示され、ステージの途中から再開できます。試行錯誤して「もうちょっとなのに!」という時でも心おきなく中断できますね。
スクリューブレイカー 轟振どりるれろ(2005年/任天堂)
ゲームボーイアドバンス後期となる2005年のこのゲーム、大きな特徴の一つがタイトル「轟振」の名が示す振動機能。据置ゲーム機では2005年当時でもポピュラーであった振動機能ですが、携帯ゲーム機の場合はバッテリー消費への悪影響からか2016年現在においても搭載されていません(Wii Uのゲームパッドをカウントするかどうか意見の分かれるところ)。
実際にプレイしてみると、実に豪快なテイストのドリルアクションに振動が加わって、今までにない感覚が味わえます。据置機のコントローラは手元が振動しますが、極端な話、本作の場合は手元も画面も(ごくわずかながら)振動しているわけで、携帯機のコンパクトさを逆手に取った大胆な演出ではないかと感じています。
さてゲームそのものの内容ですが、前述の振動演出などによる「重さ」を出しつつも最大のギミック「ドリル」を生かしたアクションは軽快で、場面によってはパズル的な要素も含まれる盛りだくさんなものになっています。
よく描き込まれたグラフィックやかわいらしいキャラクターもとっつきやすく、非常に親切なチュートリアルで基本操作を覚えられるので、アクションゲームはちょっと苦手かも、という方にもおすすめできますよ。
スリープ機能はスタートボタンで開くメニューからとなっています。復帰はファミコンミニシリーズなどと同じくL+R+SELECTです。メニューの1つ上の「きろくする」もどこでも使えるので一見同じ意味のように見えますが、エリアの規定地点からのリスタートとなるので、一時的な中断にはやはりスリープ機能の方がよいでしょう。
備考:今回の写真ではゲームボーイミクロで動かしていますが、弱点というかなんというか、ゲームの操作方法上仕方ないこととして、LRの各ボタンを常用します。操作感・スイッチへの過度なストレスという意味でゲームボーイミクロでのプレイはあまりおすすめできないかなと思います。
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ミスタードリラー2(2001年/ナムコ)
様々なハードに移植された、パズル要素を持ったアクションゲームの名作、ミスタードリラーの第二弾ですが、実は私はこれがプレイしたくてゲームボーイアドバンス本体と一緒に買ったという、思い出深いゲームです。
自分で言うのもなんですが、正直言うほど得意ではないこのゲーム。でも、ガンガンとホリススム爽快感や、リズミカルに消えていくブロック、可愛らしいキャラクターが好きで、ずーっと遊んでいました。
初代ゲームボーイアドバンスの登場と同日発売のいわゆるロンチタイトルであるこの作品は、据置機でCD-ROMが十分普及していた時代背景をもってしても「よくしゃべるし、綺麗だなぁ!」という驚きがありました。ゲームボーイの「先を行く」アドバンスが出てきたぞという高揚感を胸に延々この「ミスタードリラー2」を遊んでいたのが昨日のことのように思い出されます。
ゲーム内容はごくシンプルな、前作からの正統進化。難しいことを考えずに直感で楽しめるという意味では、今でも色あせない一作と言えるでしょう。
このゲームでの中断機能は「ひとりでドリラー」内の「ミッションドリラー」「とことんドリラー」で有効です。
スタートボタンからのポーズメニューから中断が選択でき、次回電源投入時のゲームモードを選ぶ時に中断データから再開できます。
やりこみ要素も欲しいなぁ、という方には続編の「ミスタードリラーA ふしぎなパクテリア」(2002年/ナムコ)もおすすめです。こちらにも中断機能が搭載されていますよ。
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ファイナルファイトONE(2001年/カプコン)
最後にご紹介するのは、ファイナルファイトONE。このゲームの場合スリープとも中断とも少し違うのですが、電源断によるプレイ中断に対して、電源再投入後に続きからプレイできるようになっています。電源断時点の場面ではなく、そのステージの最初からとなってしまうところは惜しいですが、それなりに長丁場のゲームですので、こういった機能はうれしいですね。
くわしいおすすめポイントは過去のエントリ「ゲームボーイミクロのおすすめソフトのこと」をご覧ください。
パッと中断できるのも魅力のひとつ
いまやスリープ機能が無い携帯ゲーム機というのが考えづらい2016年ですが、ゲームボーイアドバンスでもこういったスリープ/中断機能のあるソフトなら、ちょっとした空き時間にも気軽に遊べるのではないでしょうか。
今回のラインナップにも「あの名作が入っていないなんて!」というご意見もあるかとは思いますが、あくまで私の手持ちと好みからのセレクトとなっておりますのでご容赦くださいね。
今回おすすめした各ソフトは、いずれも店頭やAmazonなどの通販では比較的安価かつ手に入りやすいと思いますので、ぜひ遊んでみてください。
それではまた。
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