ゲームボーイミクロのおすすめソフトのこと
ゲームボーイミクロでは、ゲームボーイアドバンス用のソフトが動作しますが、ミクロで遊んでこそ輝くソフトというものもあるんじゃないかなと思います。
たくさんのゲームが揃っているアドバンス用ソフトですが、ゲームボーイミクロの特性と合わせて、手持ちのおすすめソフトについて少しだけご紹介したいと思います。
ゲームボーイミクロのいいところ、わるいところ
その名の通り、圧倒的に小さなボディサイズが特徴ですので、取り回しが楽、持ち運びが楽ということで手軽に遊べるのはいいところでしょう。逆に、あまりに小さいボディや液晶画面は、大きく激しい画面の動きや、忙しすぎる操作には不向きかもしれませんね。また、細かな文字が多用されているゲームで遊ぶのが心配、と感じる方もいるでしょう。
こんなゲームボーイミクロにおすすめできるのは、以下のようなソフトだと思います。
- 1プレイにかかる時間が短い
- 操作に大きな動き、忙しい動きが少ない
- 画面の要素が見やすい
本来であればちょこちょことプレイできるRPGなどが相性がよいのかもしれませんが、私自身がそんなにRPGをプレイしないので、今回はRPGやテキスト量の多いアドベンチャーゲーム、ステータスなど比較的細かい数字を追うイメージのあるシミュレーションゲームは含まれていません。
また、画面の見え方については裸眼両目1.0程度の私基準となっていることをご了承ください。
それでは、そんな中でのおすすめゲームソフトをご紹介します。
ことばのパズル もじぴったんアドバンス(2003年/ナムコ)
まず最初におすすめするのは、ことばのパズル もじぴったんアドバンスです。
ステージごとに展開されるマス目に、画面左から文字を選んで並べることで意味のある「ことば」を作っていくこのゲーム、アーケード版に始まりPS2、PSP、DS、Wiiなどいろいろなハードで発売されたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
各ステージのセレクト画面こそクリア条件部分がやや小さいですが、実プレイ画面は文字パネル自体は比較的大きめのサイズですので、ミクロでのプレイにも十分耐えうると感じます。
ステージクリア形式かつ時間制限もあることから、比較的短い時間でのプレイができるのがいいですね。
高次面になってくるとやや忙しくなってきますが、その頃には知力と指力でカバーできるようになっている! はずですよ。
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bit Generations dotstream(2006年/任天堂)
「"GAME"の原点へ……」と銘打たれゲームボーイアドバンス末期に登場したbit Generationsシリーズから、ワイヤーフレーム調のレースゲームdotstreamです。
このシリーズはいずれもシンプルなグラフィックでゲーム性を追求したイメージのタイトルとなっていますが、中でもこのdotstreamはカラフルなラインだけで構成されているにもかかわらず美しい画面作りが目立ちます。
ゲームの内容としては、レースと呼ぶにはやや異質。アクセルという概念すら無く、主にライン取りの楽しさ、美しさに重きを置いているゲームです。
操作として瞬間瞬間の操作というよりは、先の動きを見越したライン移動のための操作が必要とされることや、バックライトを搭載したゲームボーイミクロでこそ実力が発揮されるシンプルかつ美しい軌跡など、ミクロにフィットしたゲームとしておすすめできます。
発売されたタイミングからか、ゲームボーイミクロのユーザー層を意識してか、なにかとデザイン的なこだわりが見られます。
外箱・内箱の構成(ベロ固定がミクロの外箱っぽい)も、専用色のカートリッジも、ちょっとコレクション心がくすぐられてしまいます。
bit Generationsシリーズをずらっと並べてみると、少ない本数ながらも壮観ですよ。
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ファイナルファイトONE(2001年/カプコン)
カプコンの傑作ベルトスクロールアクション、ファイナルファイトのゲームボーイアドバンス版であるファイナルファイトONEです。スーパーファミコン版無印と違ってちゃんとガイもいますよ!
このファイナルファイトONE、ボス前などで会話演出が追加されていたり、演出シーンのフォントが大きく読みやすかったりといった 嬉しい工夫がされています。
さて、一見するとおすすめポイントである「1プレイが短い」「忙しい操作でない」という部分からかけ離れているように見えるこのゲームですが、実はそれぞれに対応する機能があります。
まず、電源断によるプレイ中断に対しては、電源再投入後に続きからプレイできるようになっています。電源断時点の場面ではなく、そのステージの最初からとなってしまいますが、最大でも1ステージ分の巻き戻しですので、高次面ではやや苦しいと感じるところもありますが、親切な機能ではないでしょうか。
そして、プレイ中に倒した敵の数によるシークレット要素の解放としてオート連射機能があります。この機能解放により、電車でまったり楽しめる実に快適なゲームに生まれ変わります(オート連射ではゲーム性がスポイルされる、という見方もありますが……)。え? 解放されるまではどうするかって? がんばって連打しましょう!
ファミコンミニ エキサイトバイク(2004年/任天堂)
bit Generationsがゲームボーイミクロを意識したシリーズだとしたら、ファミコンミニはゲームボーイアドバンスSPを意識したシリーズだった(第一弾はGBASPファミコンカラーと同時発売)のかもしれません。
とはいえ、このエキサイトバイクもゲームボーイミクロとは相性が良いのではないでしょうか。
1ステージ2分程度のテンポ良いステージ構成、ストイックなタイムアタックゲームとして何度でもチャレンジしたくなるゲーム性(運の要素が全く無いので、タイムが伸びないのは自分の責任なのです)、ファミコンミニならではのベストタイムセーブ機能(セーブ機能はデザインモードで作成したオリジナル面にも有効)、と一度遊び始めるとなかなかやめどころが難しいゲームの一つです。
元は1984年(30年前の今日、1984年11月30日発売!)のゲームとはいえ、その色褪せないゲーム性は現代にも通用するものではないかと感じるのです。
リズム天国(2006年/任天堂)
任天堂のゲームボーイアドバンス用ソフトとしては最終作品となるリズム天国。続編としてDS用、Wii用も発売されていますが、個人的にはこの初代を推したいと思います。
本質的にはリズムに合わせてボタンを押すだけのゲームですので、イヤホンなどで音さえちゃんと聞こえる環境が整っていれば画面のサイズがそんなに気にならないこと、メインのゲームはほぼAボタン1つで進行するため、操作の面でもミクロとの相性は良いと言えるのではないでしょうか。
もちろんゲームそのものもリズムにノる快感を十二分に感じられる名作で、ポップかつキャッチーな楽曲と最小限の操作で「ノる」ことに主眼を置いたシンプルな操作性とテンポ良いステージ構成は、遊ぶ人を選ばないところがいいですね。好みはいろいろですが、最近の覚えること・やらなければいけないことが多くなっている音楽ゲームに少しついていけなくなっている方にもおすすめしたいです。
小さく、美しく、気軽に楽しめるゲームボーイミクロ
ゲームボーイミクロでこそ輝くおすすめゲーム、いかがでしたでしょうか。
あれが入っていないなんて! というご意見もあるかとは思いますが、あくまで私の手持ちと好みでのセレクトなのでご容赦くださいね。
今回おすすめした各ソフトはいずれも店頭やAmazonなどの通販では比較的安価かつ手に入りやすいと思いますので、ぜひ遊んでみてください。
それではまた。
(2015年1月31日追記)
ちょいちょい聞かれるので追記しておきますが、ゲームボーイミクロではゲームボーイのソフトは動作しません。物理的に挿入できない構造になっています。
動作するのはゲームボーイアドバンスのソフトのみとなります。
ゲームボーイのソフトも遊びたい! という場合にはゲームボーイアドバンス、ゲームボーイアドバンスSPという選択肢になりますが、フロントライト付きのゲームボーイアドバンスSPを強くお勧めします。
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(2016年2月7日追記)
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